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バングラデシュの子どもたちにマスクを ~緊急マスク募金中間報告~

コロナ禍で休校が続くバングラデシュの小学校。当会で学校給食を行っている児童や周辺の小学校児童たちが学校で感染予防しながら勉強できるように、4月から緊急マスク募金を行っています。7月末で個人・団体合わせ44件、合計202,123円のご寄付をいただきました。本当にありがとうございました。5月末に第1回の送金として16万円を現地に送金し、すでにマスク作りが始まっています。

 

バングラデシュでは3月17日からすべての学校が休校となり、その後全国で外出禁止・事務所閉鎖となりました。活動地では幹線道路に竹竿でバリケードが築かれ、警察が村々の移動を制限、JBCEA事務所も閉鎖中でしたが、村の刺しゅうグループのリーダーが集まり、マスクの試作をしました。アイロンもミシンもない村で女性が手作りできるマスクの検討を重ね、一番シンプルな形を村のメンバーに指導し、現在村に持ち帰って製作中です。ノクシカタ刺しゅう生産の活動が中断する中、マスク作りの手間賃は女性たちにとって貴重な現金収入となります。

 

また、アイロンとミシンがあるJBCEA事務所では、顔にフィットする立体マスクを製作し、児童に試着してサイズを確認後、学校の再開に合わせて作りだめています。今も全国で毎日3000人ほどの新型コロナ感染者が発生し、収束の見通しが立ちません。しかし、学校再開時には安心して勉強できるように、1500枚を目標に製作し、児童・教師・母親グループへ配付準備を進めています。近隣の小学校にも配付を予定しており、配付時は暑さへの注意も伝えて衛生指導を徹底し、マスク配付によって地域に感染予防の意識を広げていきます。

 

配付が終了したときに、改めて報告させていただきます。

 

募金は8月末まで受け付けますので、引き続きご協力よろしくお願いいたします。

 

【マスク募金振込先】

●郵便振替口座番号:00110-6-702974

 加入者名:日本・バングラデシュ文化交流会

※通信欄に、「マスク」とご記入ください。

 

●みずほ銀行 狛江支店 普通1229685

 加入者名:日本・バングラデシュ文化交流会

※振込名義の前に“マスク”と付けてください。(例「マスクサトウトモコ」)